小児がんなど重い病気の子どもたち 新たな居場所開設|NHK 首都圏のニュース
小児がんなど重い病気の治療で、学校に通えない子どもなどが学習支援を受けたり遊んだりできる場が、東京・あきる野市の医療機関に週1回開設されることになり、見学会が開かれました。
「ドリームルーム」と名付けられた新たな居場所は、あきる野市の医療機関「あきるの杜きずなクリニック」の1室に週1回、開設されます。
小児がんなどの重い病気の治療で、学校に通えない子どもなどがサポートを受けながら学習や遊びを体験できる場にしようと、都内のNPO法人が運営し、15日は見学会が開かれました。
見学会には、脳の病気で手足などに障害がある6歳の女の子の家族などが訪れ、スタッフから説明を受けていました。
利用は予約制で、感染対策のため当面は1回1組に制限するということです。
娘と訪れた母親は「障害があるとなかなか選択肢が少ないのですが、ぜひ利用して、地域とのつながりを持ちたい」と話していました。
運営するNPO法人「東京こどもホスピスプロジェクト」は、常設の「こどもホスピス」の設立を目指しているということで、佐藤良絵代表理事は「笑顔があふれる場所にしたい。活動を通して、こどもホスピスの周知にもつなげていきたい」と話していました。