2021年11月23日に、今年度2回目の講演会をオンラインで開催しました。
医療法人財団はるたか会理事長の前田浩利先生に、「子どもの緩和ケアと子どもホスピス」と題してご講演いただきました。
長年小児在宅診療に携わられているご経験に基づく病児やご家族との関わりから、イギリスのこどもホスピス「ヘレン・ダグラスハウス」、2022年4月に開設予定の「レスパイトハウスやまぼうし」まで、とても貴重なお話しで、心が揺さぶられる内容でした。
そして、「小児の緩和ケアは、成長と発達を支える緩和ケアである」、「たとえ命が限られている子どもでも、かけがえのない唯一のその子として大切にされ、出会いたくて生まれてきた家族とともに安心して過ごせる未来を創造する」という言葉が印象的で、まさにこどもホスピスが必要とするものであると感じました。
アンケート結果より
・実際の現場のお話が聞けました。前田先生が愛情を持って子供たちと関わっていらっしゃるのがよく伝わりました。イギリスのこどもホスピスの紹介も写真をたくさん見せていただきよく分かりました。もっと多くの方に聞いてほしい公演内容でした。
・日々取り組まれていらっしゃる先生のお話を生の声として伺い、自身の経験と照らし合わせながら、共感すると共に課題の難しさを理解致しました。
・成人と子どもの緩和ケアの共通点や違いの説明がわかりやすかった。 子どもの緩和ケアの重要性や必要性の大きさなども理解できた。
また、医療的ケア児の現状、子どもホスピスの必要性もよくわかりました。
・子どもと家族がどのように生きたのか。その後のグリーフケアも含めてもっと考えていかなければならないと思いました。
・活動の内容がよく分かりました。と同時に、佐藤さんのホスピスに対する情熱が伝わってきました。母の優しさと強さを感じ、同じ女性としてとても胸を打たれました。